PROPOSAL

1 褒める時は抱きしめて。叱った後も抱きしめて。

子供を褒める時、親が子供を抱きしめる光景は街中でもよく見かけます。

では、叱った後はどうでしょう?

叱った後にも親が子供を抱きしめてあげれば、子供は親に対して、

「お母さん(お父さん)は私(僕)のことを叱ったけれど、

私のことが嫌いだから叱ったんじゃないんだ。

私のことが大好きだから叱ったんだ!」

と感じることができ、双方の絶対的な信頼感が生まれるのです。

是非、「ギュッ」と抱きしめてあげてくださいね。

2 手の温もりを与えよう。

手当てする。手を差し伸べる。

か弱い存在である子供には、親の手が必要です。

大きな手、小さな手、荒れた手、冷たい手…

どんな手でも、子供にとってはとても大切な親の手なのです。

手を繋ぐ。頭をなでる。そっと背中を押す。

親の手の温もりを子供に感じてもらいましょう。

親の子供への愛情が、温もりと共にきっと子供に伝わるはずです。

また、親との十分なスキンシップを経験した子供は、甘えたい欲求も十分満たされます。

その結果、自分に自信を持つことができ、他に依存することなく、自ら行動できるようになるでしょう。

3 叱るときは、短時間。

どんな時に子供を叱ったらいいのでしょうか?

実は、叱るべきでない時にも叱っていることが多かったりします。

ちょっと振り返ってみて下さい。

子供を叱ることが必要なのは、子供が危険なことをした時や周囲の人を傷つけそうな時。

それでも、叱る時間は短く、そして端的にお願いします。

なぜ叱られたのか、その理由を子供が理解するためにも、
長時間にわたって叱り続けてはいけません。

だらだらといつまでも叱っていると、
子供は、なぜ叱られたのかわからなくなってしまいます。

そうなってしまっては、元も子もないと思いませんか?

もちろん、親がキレたり、不機嫌になるのはもってのほか。

そして、叱った後は、やはり「ギュッ」と抱きしめることもお忘れなく。

4 子供の人格を尊重する。

生まれた瞬間から形成される人格。

母親のお腹の中からこの世に生まれ出たときに、赤ちゃんは泣き出します。

このときから人格が形成されているのです。

「お腹が空いたから泣く」
「眠いから泣く」
「おむつが汚れて不快だから泣く」

これも自己主張であり、子供の人格の表れでもあるのです。

ですから、どんなに小さな子供でも、人として一人前に扱わなければなりません。

子供は親のモノではありません。

尊重されるべき大切な一人の人間なのです。

その上でしつけをすることが大切なのです。

5 言葉遣いは丁寧に。

子供は、保育園や幼稚園に通う前に、一番近くにいる親の影響を必ず受けます。

態度も言葉遣いも親の真似をするのです。

ですからなるべく丁寧な言葉遣いを心がけて下さい。

丁寧な言葉遣いをしていると、自然と行動も丁寧になります。

逆に、乱暴な言葉遣いをしていると、行動も粗雑になるようです。

子供を叱るときも言葉遣いには気を付けて下さいね。

丁寧な言葉と乱暴な言葉、どちらで叱ったらよいと思いますか?

自分が叱られるとしたら、どちらの言葉のほうが素直に自分の非を認められますか?

続きはこちら